B.B.E & しりちんCLUB

〜 わんこと一緒に遊んでます 〜

尾瀬

「夏がく〜れば思い出す〜、遥かな尾瀬〜遠い空・・・」
ってな歌を音楽の時間に歌ったことありません?(うたったはずだ!!)
尾瀬っていう地名は昔から知っており、スキーを始めて「尾瀬岩鞍」や「尾瀬戸倉」というスキー場にも足を運んでいましたので、別に違和感のない地名なのですが、まだ尾瀬の湿原とか、沼の正確な位置は知りませんでした。
尾瀬に行くのは大変だっていう話はウワサかなにかで知っていました。(場所も知らないくせにね)
昔、ゆかおくんの友達が行きたいと言い出したとき、「歩くのつらいらしいよ」という一言で取りやめたことがありました。
この夏、どこかに旅行に行きたいねという話を持ちかけられ、「たまにはババンと!」ってな感じで話が進み、ゆかおくんからの一言、

 (^ー^)ノ 「尾瀬!」

にて決定。
筑波山でも大変な思いしてたのに、尾瀬とは!なんちゅう場所知らず&自分の体力知らずなお方なのでしょう。
ということはこの時は言わずに黙っておりました。
一生懸命、宿を探すゆかおくん。ま、この時期の平日ですから、なんなく宿の候補は見つかりました。
おいらはコースを検索。しかし、バスや駐車場は見つかりますが、どのように歩いたらいいのか、どこを見学しながら歩けるのか等の話は見つかりませんでした。。。(というか、あんまり詳しく検索してない・・・)
本、買っちゃいました・・・これが一番楽な方法かな(爆)
るるぶ 尾瀬を歩こう’04」にはおすすめコースなんかも載っており読み甲斐のあるものでございました。(もちろん、尾瀬初心者のおいらにとってはですけどね。)
尾瀬の地図を見てちょっと感動。
スキー・ボードで行ってた「片品・尾瀬・武尊」の北側、新潟の春スキーで行ったトンネルだらけの「奥只見」の南側、谷川岳とか奥利根がある「水上」の東側、今年の冬に行った「湯西川」の西側なんすね。位置がなんとなくイメージできたし、周りには行ったことがあるんだなぁってなぐあいに想い出にふけっちゃいました。。。

そこからゆかおくんがピックアップした「盛夏に訪ねる尾瀬沼コース」ってのを候補にしようかと思いましたが、山小屋にお泊りのコースだったので断念。というか、どれもこれもすごく歩くコース作りだったので、体力に自信の無いゆかおくんはオリジナルコースを考えました!
初心者に優しそうな勾配の「鳩待峠」から尾瀬ヶ原の「山ノ鼻」へ、「龍宮小屋」経由の「ヨッピ吊橋」まわり「山ノ鼻」もどりで「鳩待峠」に帰って来るという6時間くらいの行程。
最初だから、無理してもしかたないしね。夜は尾瀬岩鞍スキー場近所の旅館に泊まるってことで、金曜朝、5時半に出発!8時40分ころ、戸倉の「並木待合所」へ到着。準備をして9時出発です。


イカー規制でここから先はバスかタクシーでの入山となります。バスでもタクシーでも値段は一緒でした。
タクシーに乗り、20分程で「鳩待峠」へ。
今の時期、夏休みで忙しいのかと思いきや、運転手さん一人1日に5往復くらいの客数だそうで(運転手は何人いるのかなぁ???)水芭蕉の季節の方が忙しく、20往復したそうです。
しかも、残念なことに普通この時期は「ニッコウキスゲ」が満開なのですが、霜で相当数ダメになったとのこと。あらら・・・

ダメなのはしょうがない・・・
がんばって行きましょう。尾瀬ヶ原までは3.3Kです。ここからは「至仏山」「尾瀬ヶ原」「富士見峠」に向かえるようです。至仏山を見ながら峠を下り始めます。
下りなのでスイスイ進みます。川上川のそばを歩く感じです。いやぁ、天気いいし景色もいいし最高だねっ!!ヽ(^。^)丿

50分程度で山ノ鼻へ到着です。
予定ではここから1時間30分くらい「龍宮小屋」につくはずです。トイレ休憩ののちに尾瀬ヶ原へ繰り出します。
山ノ鼻センターには尾瀬の歴史、模型等が展示してありました。
昭和30年代のブーム時に踏み潰された湿原を回復させるのに、地元の方が大変な努力をしているとか、ゴミを持ち帰るように運動をはじめたが、最初はハイカーに受け入れられなかったり・・・などの展示物を見てきました。
自然を守るのは大変で、破壊されたものを復活させるのはもっと大変。
トイレの脇に募金箱があったので、微々たるものながら協力してきました。

尾瀬ヶ原に入ってビックリ、こんな山奥にこんな大きな湿原があるとは!いやぁ、綺麗ですなぁ。


山ノ鼻から入り正面に燧ケ岳、振り向けば至仏山。コバギボウシがパラパラと咲いてました。

「牛首三叉路」までの木道から見た風景です。小川は水は澄みきっており、沼地にはヒツジグサがぷかぷか浮かんで、浮島も浮かんでおりました。やはりニッコウキスゲはまばらでした・・・


「牛首三叉路」から「龍宮小屋」までの景色です。
予定通り「龍宮小屋」に到着。持参のおにぎりをおいしく頬張りました。。。 (´ー`)
龍宮小屋では、働く人を募集しておりました。「30歳位までの元気な人」・・・32は・・・もうこんな制限にひっかかってしまう年齢なのですねぇ・・・(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
少し休憩して「ヨッピ吊橋」へ向かいます。

   

「龍宮小屋」から「ヨッピ吊橋」。
途中、半そで、短いGパン、ビーチサンダルのおねえちゃんと遭遇。「こんにちは」と挨拶しましたが、なぜ、そんな服装でココにいるのか???写真とっときゃよかった・・・

 


  

多分、霜でダメになったのはニッコウキスゲだけではないのでしょう。ちょっと寂しいなぁ (+_+)
「ヨッピ吊橋」から「牛首三叉路」へ。
途中、おばちゃんが暑さでダウンし木道で寝転がってした。熱中症には気をつけましょう!

履き慣れていなかった靴のせいか、足が痛くてしょうがない。小学校の頃、先生が言ってたなぁ。「遠足では馴れた靴を履きなさい。」
先生の言うことはきちんと守りましょう。
「山ノ鼻」へは13時40分頃に到着。少し休憩して「鳩待峠」へ向かいますが、林間学校の中学生とバッティング。
列の最後尾をテクテクついて行きます。あぁ、こんな時代もあったなぁ。

そんなこんなで「鳩待峠」に戻って参りました。いや、歩いたね。靴は馴れたものを履かないといけない事がよ〜く判りました。先生、今度は忘れないよ〜!(;_・)グスリ
15時30分頃に「並木待合所」へ帰還。お疲れさまでした!!
旅館には16時にチェックイン予定なので、戸倉にあった滝を見ました。
人工だよなぁ、これ。

今日の宿泊先は「しんこう荘」
岩鞍スキー場のすぐそば、R401沿いです。
平日ということもあってか、客はうちと他1組。のんびりお風呂にも入れてよかったです。
夕飯の時にお酒もいただいちゃって。ありがとーございました!(^-^ )
となりは、旅館のおばあちゃんに従順なでかい猫のななちゃん。
夜は疲れもあってか、すぐ寝ちゃいました。

 

次の日、戸倉の先の「大清水」から尾瀬沼の「三平下」へ行こうかなんて話をゆかおくんに提案したのですが、足が痛いってことで却下・・・しょうがない、次回に取っておきましょう。
尾瀬、すばらしいところですね。いろいろな季節にいろいろなコースを散策してみたくなりました。とりあえず、次は秋の紅葉を見たいなぁなんて考えとります!!